自社のリーシング力を強くする”ネット集客力”(前編)

こんにちは。
不動産会社の管理を増やすプロフェッショナルの新井昭光です。

賃貸管理を増やすためには「入居率を高く維持する」ことが不可欠です。
そのためには、自社の「リーシング力」を強くすることも同じく不可欠です。

「リーシング」とは賃貸仲介と同じ意味のように扱われていますが、私の認識はちょっと違っていて、「自社の管理物件のために、集客と案内と申込・契約すること」を「リーシング」と言っています。

ですので、そのための「ネット集客力」は、管理を増やすために外せないスキルです。

ネット集客は、ポータルサイトと自社サイトに大きく分かれます。
本日は、ポータルサイトの活用方法の中で、特に「物件の登録方法」についての講座です。

インターネットでの集客の難しいところは、様々な知識が必要で、しかも新しい手法がどんどんと生まれていることですよね。

ところが、ポータルサイトを利用すると、これらのことは全て、ポータルサイト側でやってくれます。
「スーモ」や「ホームズ」や「アットホーム」が、それぞれ「しのぎを削って」競争してくれているのです。
あなたは一定の料金を負担すれば、最先端の集客ノウハウを駆使したシステムを使うことができるワケです。

しかし、このポータルサイトの「良い点」が、そのまま「悪い点」になります。
一定の料金さえ負担すれば誰でも使えるので、あなたのライバルも簡単に同じ土俵に上がることができます。

そんな理由から、ポータルサイトの中であなたがライバルに差を付けることができるスキルは、多くはありません。物件の詳細画面のデザインもレイアウトも色遣いも同じです。

その中でも「物件の登録方法」は、もっとも「差を付けることができる」スキルなのです。

物件を登録するときには、3つのスキルで差を付けましょう。
今回は、一つ目のスキルをご紹介します。

一つ目のスキル、それは「スピード」です。


これは物件を入力するときのタイピングの速さを言っているのではありません。
登録して公開するタイミングの速さです。
つまり、公開すべき物件データは「その日のうちに」入力してください。
同じ物件を登録してくるライバルより一日も早くです。

実際に私の娘が住む賃貸マンションを探した時のことです。
いくつかのポータルサイトに条件を登録してチェックしていました。
「早く探したい」という強いニーズがある場合、ポータルサイトを、毎日のようにチェックするようになります。
毎日見ていると、表示される物件は、ほとんどお馴染みになります。昨日まで表示されていなかった物件は、すぐに気がつく様になります。

興味ある物件は、その情報提供会社に問い合わせをします。
翌日、他の会社が同じ情報を掲載しても、もう問い合わせはしませんね。

つまり、そのポータルサイトに最初に情報を提供した会社に、問い合わせが集まります。

「たった1日の違いで・・・・?」と思うかもしれませんが、熱心に探しているお客様であればあるほど、そうなります。
そして、あなたが一番欲しい反響は、このような「熱心なお客様の反響」でしょう。

「物件データの優劣」をつけるのに一番大切なのは「物件を公開するスピード」なのです。
一口で言えば、「今日得た情報は、その日のうちに登録せよ」です。

パートさんの出勤日に合わせてまとめて登録するのではありません。
情報を得た「その日」が、登録すべき日です。

次回は、2つ目のスキルをご紹介します。お楽しみに。

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