こんにちは。
不動産会社の管理を増やすプロフェッショナルの新井昭光です。
ターゲットがしっかり定まり(需要アリ)、ライバル物件が少ない(供給不足)という状況ならそれだけで契約が決まる可能性が高いですよね。
でも、現実はそんなに簡単ではありません。
同じレベルのライバルはたくさんあります。
そうなれば、「見せ方」と「貸し方」でライバルに差を付けなければなりません。
同じ商品でも「見せ方」で全然違いますよね。
あるいは「売り方」で売れ行きが桁違いに変わることがあります。
では、どんな「見せ方」や「貸し方」があるのでしょうか?
前編に当たる今回は、4つある「見せ方」のポイントのなかで、2つをご紹介します。
①インターネット掲載
まずはインターネットです。
インターネットでの「見せ方」にも工夫は色々あると思いますが、この講座で提案するのはシンプルに一つだけ。
それは、
物件の個性を表現するために「20枚以上の写真」を掲載するということです。
現在インターネットでは、
数十万円の中古自動車でも、写真を10枚〜20枚は掲載しています。
たとえ数千円の電気製品であっても、4〜5枚の写真で紹介しています。
あなたが紹介するのは、月に数万円も払い続ける高額商品です。
その情報を売るのに、間取図とたった数枚の写真で足りるはずがないと思いませんか?
いますぐに「スーモ」等で、あなたのエリアの賃貸物件を検索してみてください。
家賃が低額の物件から、高額の物件まで確かめてください。
15枚以上の写真が掲載されている物件が、どれだけありますか?
もし「ほとんど」だったら急がなければかなりマズイです。
同じ枚数を掲載して、やっとエリアの中でスタートラインに立てます。
でも、「20枚もの写真って、いったい何を撮ったらいいの?」と言うかもしれません。
外観や部屋や設備を撮ってもたかが知れているし、意味のない写真を載せてもしょうがないし・・・・と思うでしょう。
しかし考えてください。
この街を知らないお客様がインターネットを通じてPCの前で見ている可能性があるのです。
この街を訪れたこともないのです。
そんなお客様なら、物件の写真だけでなく、周りの環境も見たいと思いますよね。
だから、ターゲットに見てもらいたい個所は、エントランスや室内はもちろんですが、
近くにある公園やコンビニ、スーパーなどの周辺施設、周りの景色や駅前の写真まで、すべてを掲載し尽くしましょう。
そうしたら、20枚でも足りないかもしれませんよ。
写真の枚数は本当に重要です。同じエリアのライバルに差を付けてください。
②案内図面
2つ目の見せ方の工夫は、案内図面です。
この案内図面にもインターネットと同じだけの写真や間取図を掲載しましょう。
インターネットを見てからあなたの店に訪れたのに、そこで見せられる図面の情報がネットより少なくては話になりません。
となると、必然的にB4用紙1枚の紙面では入りきりませんよね。
2〜3枚組の案内図になってしまうはずです。
一枚目が物件概要と外観と間取図、
二枚目が物件の写真、
三枚目は近隣の施設や公園や駅前の写真・・・・など。
分譲マンションのパンフレット、とまではいきませんが、
物件の魅力をより多くお客様に伝えられる案内図面を作ると、その物件の大きな特徴になります。
今回はここまで。
次回は、残り二つの「見せ方」のポイント、そして「貸し方」についてのお話をします。
お楽しみに。