自社のリーシング力を強くする 自社サイトの運営方法(Google編)

こんにちは。
不動産会社の管理を増やすプロフェッショナルの新井昭光です。

自社サイトは、ポータルサイトに備わった「検索システムと集客力」を自前で用意しなければなりません。サイトに訪れてもらう努力を、すべて自分達でやらなければならないのです。

今回はその、「サイトに訪れてもらう努力」の中で、”Googleに高く評価されるということ”についてお話しします。

まず、Googleに高く評価されるというのは、すなわちあなたの自社サイトが検索結果の上位に表示されるということです。

高く評価される条件の中で効果が最も大きいのは「被リンク数を増やす」こと。
つまり、あなたのサイトを紹介してくれているサイトの数を増やすことです。出来るだけ良質なサイトからの紹介が多いほど、Googleは高く評価します。

「被リンクを得る」ための3つの方法

たとえば「相互リンク」
全国の不動産会社とお互いにリンクを貼っているサイトをよく見かけます。
また、アメブロなどのブログから、自社サイトにリンクさせるのも効果があります。

続いて、「リンクを買う」という方法です。
「Yahoo!カテゴリー」や「クロスレコメンド」などに登録させると、有力な被リンクを得ることができます。SEO対策会社もこういったサービスを提供しています。

他には、「もともと評価の高いドメインを購入する」という方法もあります。
この場合は「Googleのページランク」の高いドメインが選ばれます。

費用対効果を考えよう

このように、訪問者を増やす方法はいろいろとありますが、いずれもお金が必要です。
つまり、費用対効果を考えなければなりません。
費用さえかければ、100件でも、1,000件でも、場合によっては10,000件でも訪問者を呼べるでしょう。

それが「割に合うか」で判断してください。

たとえば、1件の訪問者のために50円をかけたとします。1,000件を呼ぶためには50,000円かかりますよね。その1,000件のうち、1%の人が問い合わせしてくれたとして10件です。
そのうち3件が来店して1件が契約になったとすると、1件の契約に50,000円がかかったことになります。
この計算が「割に合うか」で判断してください。

これは、
「反響単価」と「反響率」と「来店率」と「契約率」の問題です。

反響単価は、
物件登録時のキーワード、検索システム、SEO対策などの集客手法で決まります。
もし、月額15,000円のSEO対策を勧めている会社があったら、反響単価の目標が50円とすれば、
「月に300件以上の訪問者が見込めるか」を質問してみてください。(15,000円÷50円=300件)

「〇〇+賃貸で上位に表示させます」は手段であり、目標は「月300件以上の訪問者数」です。
そのときの、SEO対策会社の説明を聞いてください。

訪問者数の保証はできないでしょうが、「そのために役に立つ」という説明を聞きたいものです。

続いて反響率は、物件データの優劣と検索システムで決まります。
反響率が1%以下なら、物件データが原因か、検索システムが弱いか、検討した方がいいかもしれません。

反響率を2%、3%に上げるのも、このシステムが最も大きく影響します。

もう一つは、「物件データ」です。
もし、どこにも掲載されていない物件を「早く」「質が高く」「たくさん」掲載できれば、当然反響率は高くなりますよね。

いかがでしょうか。
ポータルサイトと比べて、やるべきことが多すぎて頭が痛くなると思います。

だから勇気をもって、「当分はやらない」という選択もあります。あるいは「この程度までやっておこう」という選択も「アリ」です。

大事なのは、暗闇の中を行き先も分からずに歩くのではなく、しっかりとライトを照らして、方向を定めて歩くことです。それが難しいのなら、じっと座って待機していることです。

そうでないと、SEO対策業者や、リスティング広告会社の「カモ」になってしまいますよ。

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