店舗仲介以外に75万円の利益を上げる方法

こんにちは。
契約した店舗で飲食するのが趣味、店舗仲介スペシャリストの坂本です。

自分が契約したお店に行った時に混んでると何だか安心します。
逆に、ガラガラだと何だか責任を感じてしまいます。これは、飲食以外のお店でも同じ気持ちになります。
それだけ、お店を出すということを、自分のことのように思ってしまいます。

さて、本題に入りましょう。
今回は居住用仲介にはない、飲食店舗の仲介に付随したキャッシュポイントのお話をします。

飲食店舗を始めるには、色々な設備投資が必要です。
テーブル、椅子、厨房機器、グリストラップ、吸排気、空調機器、コンロ等など、たくさんの準備が必要になります。

当然、内装工事にもお金がかかります。
ナショナルチェーン店になれば、その会社お抱えの内装工事会社もあります。
しかし、10店舗以下あたりでは、その都度内装工事会社を選定するのが一般的です。

そこで、不動産仲介会社として何が出来るのか?というと、
内装工事会社を紹介し、内装工事会社から紹介料を貰うことです。

飲食店の内装工事費の相場は、坪単価30万から120万程度です。
例えば、50坪の飲食店の場合、約1,500万〜5,000万程度かかります。
内装工事会社の利益率は5%〜25%なので、その中から紹介料をいただきます。

私は過去に、100坪の飲食店を内装工事会社に斡旋した際に、500万円の紹介料をいただいた経験もあります。

設計・施工会社と提携を結んでおき、紹介料を取得するのが一番明確ですが、自社もしくはグループ会社で、設計・施工会社を持っている場合はさらに強いです。

また、自分で設計施工まで責任を持てたほうがクオリティを担保しやすいので、個人的には最後は店舗仲介会社はグループ会社として工務店を作った方がいいと考えています。
私自身も、そういった会社の立ち上げの依頼をうけます。

中には、設計・施工でさらに売上を確保するために、指定施工会社という方法を取る会社様もいらっしゃいます。いわゆる紐づき物件ですね。

一方、店舗が閉店する場合にもキャッシュポイントが存在します。
造作付き店舗で貸し出し、造作譲渡売買手数料を請求する事も可能です。
造作譲渡のポイントとして、自主ルールを決めて仲介料を徴収することが多くあります。
一般的には一律10万〜30万前後、もしくは3%〜5%前後です。

厳密には古物営業法のしばりを受ける可能性がありますので、顧問弁護士の方がいらっしゃいましたら確認してみてください。

また、スケルトン工事をする際も、スケルトン工事会社に案件を紹介することで紹介料をいただけます。
他にもレジ、ユニフォーム、食材の卸会社など、紹介できるものがたくさんあります。

もちろんその紹介がお客様のお役に立つ前提です。
明らかにマッチングしないであろう業者を引き合わせることは長くお客様の為になりませんし、長く付き合いができません。

今までの話とは真逆になりますが、長く付き合うために紹介料をいただかないこともあります。
それは初めて店舗を出す方で「上手くいっていただきたい!」という場合もあれば、次の店舗をすぐに出すのでキャッシュを残しておきたいという事情の方など。

いかがでしょうか。

店舗仲介では、色々なビジネスチャンスが潜んでいます。大切なのはそのチャンスに気づけるか?ということです。
仲介には入らずに、業者からの紹介料だけで経営している会社もあるぐらいです。

本日はここまで。本日の店舗仲介ノウハウはお役に立ちましたか?

次回は居住用仲介と店舗用仲介の本質的な違いについて、お話ししたいと思います。
お楽しみに。

店舗仲介の極意を無料で手に入れませんか?

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